暑い夏場での楽器の扱い方注意報

こんにちは、柴田です。先日、多治見市は最高気温39.7度を記録してから、できるだけ昼間に外に出歩かないようにしています。

さて、これだけ暑い中、楽器の管理はどうしていますか?

楽器は、暑いのダメ、寒いのダメ、湿気ダメ、乾燥ダメのダメダメづくしです。
これは気候による寒暖の差が激しい日本という国であることも大きな原因なので仕方が無い部分もありますが、特に夏場に最低これだけはやめましょう、という事柄をピックアップしたいと思います。(バイオリン・ヴィオラ・チェロなどの弦楽器)

1、直射日光に当てない(楽器だけではなくケースに入れていても)
2、車の中に置きっぱなしにしない
3、クーラーの風に直接当てない
4、留守時はできるだけ温度変化の少ない部屋で保管する
5、長時間、日の当たる炎天下の中楽器を持って出歩かない
6、気候による湿気が気になる場合はケースに乾燥剤を入れる

1、は当然ですね。人間の日焼けと同じなので良いわけありません。

2、も同様で、夏の車内の温度は70度以上になると言われています。絶対にやめましょう。

3、は高温多湿の気候で楽器が鳴りにくくなって乾燥させたらいいのかな?と考えがちですが、急激な湿度変化のほうが危険です。エアコンの風は極端に乾燥しますので、楽器が割れてしまう可能性があります。ケースを開けて楽器を出して風通しで充分です。

4、特に新作の楽器の場合はニスが高温でゆるくなる場合があるため、できるだけ人がずっといる空調の効いた部屋に置いておいたほうが安全でしょう。自宅に誰もいない!という人は北側の1日中日が当たらない部屋を選ぶと良いでしょう。

5、は歩いての移動だけではなく車の移動中もできるだけ直射日光に当たらないようにしましょう。駐車している時は常にサンシェードをして車内の温度をできるだけ上げないようにし、運転する時はそのサンシェードで楽器に日が直接あたるのを防ぎましょう。

6、は保管時に湿気を乾燥剤が吸収することによって楽器が安定します。また、練習する時間がなくても時々ケースを開けて楽器の状態をチェックしましょう。開けるだけで風通しにもなります。
もちろん、あまり過剰に気をつける必要はないのですが、楽器が張り合わせてあるニカワは50度で解けだすため、気温40度の炎天下や車中ではあっというまにケースの中が50度以上になってしまします。高温と極端な乾燥はさけることが基本です。

先日、音楽教室に楽器庫を作りました。レンタル用の楽器を保管するためです。待合室は日が直接当たらないことに加え、壁、床、天井全面に断熱材をいれ、できるだけ楽器に影響が無いよう配慮してあります。

楽器の扱いは赤ちゃんと同じといわれています。大事にしてコンディションが良いままならばその楽器は一生、さらにその先も使用することができます。楽器を大事にして、楽しい音楽ライフを送りましょう。


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