5月24日 曲目解説1・ショパン ポロネーズ第7番 変イ長調 Op. 61“幻想ポロネーズ”

こんにちは

今日で5月24日の本番まで1週間となりました。そこでblogにプログラムの曲目解説を順番に載せていきます。本日はショパン作曲 ポロネーズ第7番 変イ長調 Op. 61 “幻想ポロネーズ”(piano)です、演奏者、執筆者ともにピアニスト杉江さやかさんです。

曲目解説1/

ショパン作曲 ポロネーズ第7番 変イ長調 Op. 61 “幻想ポロネーズ”

Chopin, Frederic:Polonaise no.7 “Fantaisie” As-Dur Op.61 

1846年に出版された、晩年の孤独感がにじみ出ている傑作。フランツ・リストは「この痛ましい幻影は芸術の粋を超えている」と評した。作曲の当初は幻想曲として構想され、複雑な構成とテクスチュアをもつ難解な作品で、アルトゥール・ルービンシュタインやウラジーミル・ホロヴィッツが録音を残したことで20世紀半ばになって人気が出た。内容としては、幻想曲Op. 49やバラード第4番Op. 57に匹敵する豊かな想像力を演奏者と聴き手に要求する。冒頭はアレグロ・マエストーソで、自由で即興的なパッセージで始まる。序奏の最後に主題の一部を各声部で繰り返し提示した後、ポロネーズのリズムに乗って主題がはっきりと表れる。力強く即興的に展開し、流れるような叙情的な旋律と軽やかなポロネーズのリズムがからみあう場面から、自由な転調を繰り返していく。ノクターンふうの旋律がドルチェから華やかに展開しクライマックスを迎えた後、緩徐楽章的なポコ・ピウ・レントがコラールふうの導入によって開始する。低音部で新たな主題がソステヌートで提示され、対旋律となって展開し、やがて主旋律に印象的な4度下降のメロディーが表れる。切々としたノクターンふうの箇所を終えて主題が戻ると、冒頭のパッセージが再現される。再び、さらに切々たる叙情的な旋律が表れると、ア・テンポ・プリモで渦巻くようなパッセージがスケルツォふうのクライマックスへと邁進する。2つの主題が荘厳な和音の響きとともに立ち現れ、勢いを増し、やがてその幻影が消えゆくように減衰し、壮大で夢幻的な世界の幕を閉じる。

(執筆者 杉江さやか)

おまけ

作曲者ショパンの晩年は病気、恋人との破局などが重なっておりこの曲はかなりつらい時期に作曲されています。それでもこれだけの大曲が残せたのはショパンの大いなる才能をもってしかるべきだと考えられます。コンサートでは人間ショパンの姿と芸術家ショパンの姿に思いをはせ聴いていただければと思います。

2019年5月24日(金) 19:00~(会場 18:30)

アーク栄サロンホール

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