リアルとオンラインの未来の可能性
こんにちは。ようやっと少し不自由ではありますが日常が戻ってきました。いろいろな制約がありますがレッスンは通常通り行っています。周囲も以前のように制約があっても同じ状態に戻ろうとしています。ではオンラインレッスンなどはこのまま下火になっていくのでしょうか?
実は休業期間中テストケースとしてオンラインレッスンを希望する生徒さんに何回か実施していました。テストなので受講料は無し、そのかわりアンケートに答えてもらうという形をとっての実施です。このアンケートは後日,教育分野での共同論文の資料として提出されます。
機材は使いたいものは急速なオンライン化のためまったく販売されておらず(入荷未定や売り切ればかり)スマホ(iPhone8+)にモニターをつないで画面だけ大きくして行いました。録音マイクは使用せずスマホのマイクのみ、音声もスマホ出力でした。対しての生徒さんは全員ノートパソコンを使用。全員一軒家でWi-Fiもしくは有線で接続という環境でした。
結果は意外なもので生徒さんのレッスンの内容に対しての満足度はほぼ8割でした。
これには意外とびっくりしました。もちろんオンラインでは一般的に言われているように音質は限界がありますし、電波状態によって動作と音の乖離、誤差も出る時もあります。ただ、レッスンのやり方、進め方は対面より情報量が少ないためより丁寧に繰り返したり、対面では言わずに見て覚えてもらう部分などを音だけで判断させず言葉や画像でなるべく説明を細かくしたり、映像の見せ方を変えたりということがよかったようです。
対面だとどうしても耳のみ、音のみで判断させてしまいがちですがオンラインは画像で見るという判断基準が増えます。それは大きな気づきでした。
もちろん問題もあります。まず調弦。初心者に近い生徒さんは対面ではいつも私が最終的に調弦していたのでこれが時間がかかるし結構慣れるまで大変でした。調弦してあっても、あっていなくてやり直したり。。。調弦はかなり難しいので仕方ないのですが、対面でかなり調弦は教えておいたほうがいいということがわかりました。
後、一緒に弾くことができない。ようするに同時アンサンブルは不可能なので伴奏がつけられないのが難点。ハーモニーとか響きとかはやはり同じ場所にいないと物理的に不可能ですね。音は振動なので別々の場所でしかも生音と機械を通った音なのでそりゃそうです。
逆にメリットとしては移動時間がなく自宅からレッスンできるし、忙しい人や事情のある人も自宅からレッスンを受けられるので選択の幅は大きく広がります。よくある話ですが仕事や家庭や身体や学校の問題で以前のようにレッスンに通えなくなって結果的に音楽をあきらめてしまったりやめてしまったりするパターンはとても多い。私は音楽の趣味はできれば一生楽しんでほしいと思っています。オンラインはそういう意味ではすごく可能性のあるツールだと思えます。最終的には生徒さんのその時々の都合でオンライン、リアルを使い分けていくとすごく便利だと思います。
講師側からいうとオンラインはリアルとは完全に別物なので教えるやり方はリアルとはかなり変える必要があります。教材もアンサンブルの教材を入れていましたがそれは当然使えません。演奏している音はマイクの距離の問題もありますが反響音が少なくなるため非常にダイレクトに良し悪しが出ます。そういう意味ではごまかしがきかないです。また音だけでなく視覚で判断する部分も多くなるのでそういう訓練も必要だと思います。
また、通信インフラが整っていないと相互レッスンは厳しいです。賃貸マンションの方はどうしても映像の回線が遅くレッスンを断念しました。これはより高度なレッスンをオンラインで受けたい場合も同じなので何か他の方法を考えなければなりません。これはまだ思案中です(機材がないとできないことも多々あります)
ですがオンラインは非常に可能性が高く有効なツールです。コロナで急激に広まった感はありますがこれから伸びていく分野だと思います。
もちろんリアルでしかできないこともたくさんあります!でもリアルだけにとらわれなくてもこっちにもいい面いっぱいあるよ!と言ったところでしょうか。
当教室でも秋よりオンラインレッスンが本格スタートします。もし機会があれば一度体験してみるのはおすすめです。
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教室は多治見インターより車で15分。駐車場は2台分ございます。
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