ご挨拶

team-img-001はじめまして、Kyoumei-Academy代表の柴田ゆきです。

Kyoumei-Academyは「音楽の新しい価値を創造する」というコンセプトの元、2016年に多治見市を拠点とした音楽教室を、また同時期にWebサイトをオープンいたしました。

私達は、「音楽」を軸としてのコミュニティ(集合体)の実現、またアカデミック(学術的)な教育を実現し、多くの人々が「音楽」によって豊かな人生を送れる事業を目指しています。

 

「音楽」における近年の環境変化は目を見張るものがあります。その最大の要因はIT(情報技術)の目覚しい発展によるものです。

このような時代の進化によって「音楽」の「価値」も大きく変化していきました。世界はフラット化し個人の領域が大きくなり、誰でも、いつでも、どこででも、手軽に気楽に楽しめることが音楽の大きな価値を占めるようになりました。

しかし、私は本当にそれだけが「音楽」の大きな価値なのだろうか?と疑問を持つようになりました。

歴史をたどれば音楽はいつから存在しているかもあやふやで、人類が人間らしい生活を営むようになった時にはすでに持っていたとされていました。ただ確かなのは、音楽は人間の生活と密接に結びついて発生したということだけでした。これは音楽が鑑賞される目的では無くて、音楽はみんなで一致団結し物事を成す時、人間が神に祈りをささげる時、舞踊などの娯楽の時、男女が求愛する時、緊急時の連絡などが主な目的だったのです。(注1)

音楽は「コミュニティ(集合体)」の中でコミュニケーションの道具として使用されていた。音楽の出発点はコミュニケーションだったのです。

その後、音楽は古代ギリシアの時代に大きく発展し、理論的に基礎づけ、教育面でも重視し、芸術として重要視されるようになりました。学問的な面からは音楽を数学的、美学的、心理学的の考察も行った流れが中世ヨーロッパに伝えられ、現在の高等教育機関(大学)の基礎となっていったのです。(注2)その基礎はリベラル・アーツの自由七科に組みこまれ、現代の高等教育機関に脈々と受け継がれています。

これにより音楽は「アカデミック(学術的な)」な役割も担うようになったのです。

しかし、前記したITによる世界のフラット化と個人の領域の拡大により、音楽の存在価値は大きく変化していきました。加えて現在、AI(人工知能)の開発が活発に行われており今後あらゆる分野に進出していくであろうと予測されています。それは、人間(ヒト)でなければできないと考えられていた常識をことごとく打ち破っていくかのような勢いです。その中にはもちろん音楽、芸術の分野も含まれています。

その中で私達はもう一度「音楽」の原点を考え、さらに時代にあった音楽の価値を作り出していかなければならないと考えています。

私達の提唱する「音楽」とは、人と人とのコミュニケーションツールとして、学びの成長を実感できる教育ツールとして、集い、学び、成長し、人生を豊かに生きるためのものです。ぜひ皆様に音楽教室へと足を運んでいただき、その価値をたくさんの方々に実感して欲しいと願っております。

また「音楽」とともに、より質の高いサービスを提供できますよう、一同精進していく所存でございます。どうぞ末永く、皆様の暖かいご支援をよろしくお願い致します。

(注1)(注2)参考文献 西洋音楽史概説 著 門馬直美より 出典

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