こんにちは！コンサートに向けていろいろ障害がでていますがこつこつと練習を積み重ね、準備も進んでいます！今回はよりコンサートを楽しんでいただくための事前知識として1曲目に演奏する「美しき青きドナウ」の作曲者、ヨハン・シュトラウスⅡ世のエピソードをお届けします。

美しき青きドナウ

オーストリアの第2の国歌とも言われる超有名ワルツ曲です。それを作曲したワルツ王と言われるヨハンシュトラウスⅡ世は実は音楽家を儲かる職業にした音楽ビジネス王だったのです。

シュトラウスⅡ世は父も初代ワルツ王と言われた音楽家の家系ですがそのころの音楽家は水商売で決して儲かる職業ではありませんでした。そのため父親は息子のヨハンに堅気の仕事につけと強要しヨハンが希望したにもかかわらず音楽家になることに大反対でした。

父親の反対を押し切り音楽家になったヨハンは父親を除く一家で協力し「シュトラウス会社」を設立。この時代に演奏や作曲など音楽そのものが有望なビジネスに変化しヨハンは「ワルツ・ビジネス」の覇者として名を築き「シュトラウス王朝」とウィーン中で噂になりました。

青きドナウはそのシュトラウス王朝繁栄の真っただ中に生まれた曲です。作曲の依頼を受けた時にはコーラス・ワルツでしたがその後シンフォニック・ワルツとして1867年の第二回パリ万国博覧会にて後にベルリン・フィルの創設者となるベンヤミン・ビルゼと共同でコンサートを開催したことをきっかけに爆発的な人気をパリで獲得しました。

その後ロンドンなどでも青きドナウは演奏され世界中からドナウ・ワルツの楽譜に注文が殺到。会社は莫大な利益を上げることとなりました。ラジオ誕生以前の楽譜の売れ行きとしては最高を記録したそうです。

また会社を設立してから世界中でワルツの演奏ツアーを行った結果、ほかの国でもワルツブームが起こったりワルツに関心を持つ作曲家が増え、世界中でワルツを取り入れた曲か作曲されるようになりました。

そのなかでもシュトラウスⅡ世の運命を変えたといわれるほど大きな影響力を及ぼした国もありました。それは。。。。

この続きはコンサートで！お楽しみに！！！

コンサート情報！

Spring Concert ～春の訪れはワルツとともに～　Ensemble Kyoumei

ワルツをテーマに春の訪れを感じていただくコンサートです。

ワルツはどこから始まった？
三大ワルツ国ってどこ？
〇〇〇〇はワルツが大嫌いだった？

ワルツにまつわるお話とさまざまなワルツに関する曲をお楽しみいただけます。

２０２０年３月１日（日）　開場　１３：３０　開演　１４：００

出演　　　Ensemble Kyoumei

ナビゲーター・ヴィオラ　柴田　ゆき
ヴァイオリン　 加藤　和可子
ピアノ　　 杉江　さやか

プログラム
ヨハン・シュトラウス　 　美しき青きドナウ
ショパン　　　　　　　　 華麗なる大円舞曲　Op.18　変ホ長調
プロコフェイフ　　　　　 バレエ「シンデレラ」よりワルツ
ショパン　　　　　　　　 ピアノトリオ　Op.8　他

主催・企画　Kyoumei-Academy

お問い合わせ　info@kyoumei-academy.jp（柴田）
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