私がレッスンで心がけていること
もうすぐ11月も終わり、来月は年末です早いですねいかがお過ごしでしょうか。
先日体験レッスンのお客様がいらっしゃった時、こちらではどんな生徒さんたちがいらっしゃるんですか?と質問されました。せっかくなのでちょっとここで書き出してみました。
生徒さんたちは年齢は3歳から60代の方々まで様々で8割がたは趣味で楽しんでバイオリンやビオラを習っています。私の演奏家としての現在の専門はビオラですが、音楽高校にはバイオリンで入学しており、ビオラに転科したのは高校3年の時でした。なのでバイオリンも基礎から一通り教えることができます。日本ではビオラ奏者はほぼバイオリンからの転科組で子供が最初からビオラを習っている人は珍しいです。海外では子供が最初からビオラで習っているケースはあります。そのため教室で最初に習い始める人はバイオリンを選択される人がほとんどになります。
私がレッスンで心がけているのは主に二点に集約できます。
①楽器をきちんと楽に持ってしっかり音が出せるようにする
②楽譜を理解し、読む、数える、聞くを徹底する
子供も大人も初心者は習う内容はほとんど変わりません。楽器の持ち方にはじまりきちんと音を出せるようにまず弾き方を教えます。次に楽器の名称を覚えたり(弓や弦、ネック、など)楽譜を読んだりリズムの数を数えたりします。幼児の場合は楽譜が読めるように最低限のひらがなカタカナ数字も同時に教えます。楽譜が読めない大人も楽譜が読めるように楽器を弾きながら同時に教えます。
楽譜読めなくても楽器弾けるから必要ないんじゃない?と考える人もいると思いますが、私は必ず楽譜が読めるように教えています。それは将来長く音楽を楽しめるようゆくゆくは合奏やアンサンブルが出来るようになってほしいからです。一人で楽器を弾く趣味も素敵ですが、弦楽器はオーケストラや室内楽などの楽しみかたもあります。大人になって仲間と楽しめるためには楽譜が読めることが必須になります。そのため教室のレッスンでは生徒さん一人で弾くだけではなく先生とアンサンブルすることを積極的に行っています。またアンサンブルは先生の音を聞きながら一緒に演奏しなくてはならないため、良い音を早くから聞き分けられるようになります。子供の場合は大きくなるにつれて音楽から離れてしまっても楽譜が読めればいくつになっても音楽を趣味で再開させることができます。
また楽譜が読めることは世界共通で通じる言語を習得したこと同じだと私は考えています。言葉が出来なくても一緒に音楽を奏でることで仲間になったり仲間を作ったりすることができるからです。コミュニケーションの方法として世界中で音楽は友達作りにもってこいです。
目的を持って習いに来る生徒さんもいらっしゃいます。目的で多いのは学校の部活でオーケストラ部に入っていたりアマチュアオーケストラで演奏しているがなかなか上達しないと悩んでいる方などです。オーケストラはソロの基礎演奏技術にプラスして応用技術が必要になるため基礎+オーケストラ譜を使っての応用技術の組み合わせで教えることが多くなります。またオーケストラではスコアを読むことも大切なのでスコアの読み方も教えます。室内楽、アンサンブルも同様です。もちろん自分で演奏するために楽器上達したい!という人もいます。
あとは音楽の道に専門で進みたいという生徒さんもいます。この場合は音楽高校や音楽大学に入学出来るだけの実力をつけることが主な目的となります。まず徹底した楽器演奏における基礎技術習得(音階、練習曲など)からはじまり、音楽理論の徹底(ソルフェージュ、アナリーゼなど)、作曲家の時代ごとの歴史的背景や文化への理解、演奏時の音の表現力(右手の技術)までみっちりと教えます。必要であればコンクールや音楽講習会など舞台や経験も積ませていきます。
とはいえ、趣味の生徒さんは出来るだけ長く続けてほしいので受験や進学や就職、結婚、出産、転職などのライフステージにあわせて臨機応変にレッスンの内容も変えたり、続けやすくするためにレッスンの回数を調整したりしています。生徒さんは本当に様々で熱心にいつも練習してくる人もいれば、練習はそんなにしないけど先生と一緒に弾きたいとか、あんまり練習していないしそんなに弾けなくても音楽が好きだからレッスン来てる人とかいろいろいらっしゃいます。小さいころからはじめて大人になるまでずっと続ける人もいます。
またもし楽器をはじめてみたいと考えているのなら初心者は必ず先生に実際に習うこと(ずっと、じゃなくて一定期間でも)、それから1番最初に習う先生をじっくり選ぶことを強くお勧めします。最初は本当に肝心でそれによって音楽の楽しみ方が半分になったり倍増したりします。また先生によって教える方針は違いますので習う前に聞きたい事がある場合はいろいろ質問されたほうが結果的には良いと思います。習い始めてから環境や考え方が変わったときに先生を替えていくのも1つの方法ですが、あまり転々とするとなにが目的かわからなくなってしまいます。だいたい半年~1年で様子がわかってきますので、それまでは続けてみると良いと思います。楽器演奏が自分に向いているかいないか、という判断もだいたい半年~1年でつきます。それを過ぎるとそのまま何か大きい環境の変化がなければ趣味として続いていく人が多いです。私の生徒さんの中にも子供大人関係なく10年以上のお付き合いの方が何人もいらっしゃいます。1度やめてまた戻ってくる方もいらっしゃいます。
つらつらと書いてみましたが、私の生徒さんに共通しているのは「音楽が好き」ということが1番大きいように思います。楽器が上手に弾けるのは結果であって、楽器を通して音楽を楽しんだり、音楽から何かを学んだりすることが大切だと私は思っていますし、それをいつも心がけてレッスンをしています。音楽に興味があって好きな方はぜひ何か楽器をはじめてみてくださいね。
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