冬眠してたらJASRACに起こされました

こんにちは、柴田です。1月はあまりの寒さに冬眠していました(嘘です)。でも、寒いのは本当に苦手なのです。なのに微妙な寒冷地に住んでいるという矛盾・・・。冬にスタッドレスタイヤ常備の地域に居住しています。

さて、冗談はこのへんにして1月は新しいHPの作成追い込みと、今現在のkyoumei-academyのHP内容の改変準備、知的財産権利関係の調べものとあまり表におおっぴらには言いづらい作業が中心でした。決してblogをさぼっていたわけではありません(キリッ

そんな中、こーんなニュースが

音楽教室から使用料徴収へ JASRACが方針決定 NHK NEWS WEB

わー、きましたね。著作権がらみではないですが、現在権利関係をいろいろ考えていたところに直球です。これは、悩ましい問題になりそうです。

私が読み取った感じでは「教材」とされるものに著作権が存在する場合、それを使用(演奏)しているので著作権を支払ってね、という理屈だろうと考えます。不特定多数の聴衆に向けて演奏というのはかなり微妙な理由には感じますが。まあ音楽教室といっても著作権の切れた楽曲ばかりで教えているわけではないだろう、ということですね。しかし、私が現在教えている生徒さんで著作権が残っている曲を教えている生徒さんはいません。(現代曲も)そうなると、著作権は使用していないので理屈上、支払い義務はないということになります。また当面は個人の音楽教室には請求されないそうですが、これはそのうち徴収するという解釈で間違いないでしょう。

作曲者や編曲者の立場を考えると仕方ないのかなあという思いもある一方、私のように教材に著作権がないのに音楽教室だから一律で支払えとか言われると理不尽だとも思います。私としては教材によって著作権は違うのだから、この際きちんとしたガイドラインを業界と話し合ってわかりやすく決めてほしいと思います。

しかしJASRACの嫌われ方は尋常じゃないですね。確かに著作権は正当な権利だしまっとうな対価を支払いたいとは思うのですが、著作権の切れていない曲を演奏しようとするとめまいがするほどの金額を請求されるんですよね、これが・・・。で、さらによくわからない請求の話とかも出てくるのでそれが拒否感を強くされる原因だと思うのですよ。

そもそも教材は生徒さんが持参してくる場合も多く、講師側は教えてほしいと言われればそれを当然教えます。でも、習っている生徒全員が著作権がある教材を使っているわけではありません。ドラムやギターなら著作権の曲がほとんどでしょうが、バイオリンやピアノなどは教材(曲)を選べば著作権は一切かからない楽器もあります。その不公平さをどうするのか、音楽教室という名目で一律で支払ったら演奏者側に何か還元してくれるのか(例えば、演奏権の著作権料金を下げるとか、キャンペーンで今年はこの曲は演奏での著作権料金半額にしますよとか)もう少し何かお互いに着地点を見つけてほしいものです。

また著作権は作曲者が亡くなってから50年で切れるしくみなため、以外に古い曲でも著作権が切れていなく驚くこともあります。例えば作曲者が30歳の時に作曲した曲でも80歳まで存命だった場合、亡くなってから50年後しか自由に演奏できません。そうなると作曲された時点から100年は自由に演奏できないことになります。しかもトランプ政権でTPPは無くなったため実現はしませんでしたが保護期間を70年にしようという話もありました。そうしたら、120年は自由に演奏できないことになります。

半面ネットには合法でない形で音楽が流れていたり、広告という新しい形で収入を得ることができるような仕組みが出てきたりと、ただ真面目に申告しているのが馬鹿らしくなるような状態も同時に存在します。時代に合わせて著作権もただ権利を守ればいい、儲けている業界から払ってもらえばいいということではなく、演奏者、創作者、消費者でお互いに持ちつ持たれつの納得できるガイドラインをこういう機会にきちんと作成して、音楽業界がますます発展していけるような形をとって欲しいと演奏者であり創作者であり消費者である私は思います。


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