音楽との向き合いかた

12月31日大晦日ですね。今年も終わりです。

先日、Webからのお問合せでこのような質問をいただきました。音楽を習うにあたって先生がどんな考えをお持ちですか?という質問でした。せっかくのいい機会ですので今年の最後のエントリーとしてここで書いておきたいと思います。

私は音楽は人生を楽しく豊かにする力があるツールと考えています。

もちろん専門はクラッシック音楽でありヴィオラ(またはバイオリン)なのでコアである意味難しい分野であることは否定はしません。習い事としての楽器が自分の思うように弾けるようになって楽しめるまでには時間も手間もかかるのは事実です。でも、楽器の腕が上達することだけが音楽の価値ではないですし、それよりも日常から離れて違うことに触れたり感じたりすることにずっとずっと音楽そのものの価値があると思っています。

楽器を演奏するというのは非日常的な世界そのものです。そもそも演奏するだけではなく音楽を聴くということも非日常的な世界です。今は音楽はネットやスマホの発達で手軽にいつでも聞けるようになりましたが、やはりコンサートやライブなどの非日常感は別物です。これは音楽だけの話では無いのですが、さまざまな「非日常」を体験することでさまざまな「価値観」に触れられます。

人は多様な価値観があるほうが人生の生きづらさが減ったり、明日もがんばろうという気持ちが湧いてきたりします。その中で音楽も人生を豊かに生きていくための1つのツールとしてたくさんの人に持っていてほしいと願っています。

それと同様に自分が演奏することで聞いてくれる人たちと同じ非日常間を共有できること、そのことによって誰かの人生が少しでも豊かになることが大事だと思っています。

またジャンル的にはクラッシック音楽は歴史もあり先人の様々な積み重ねにより成り立っている音楽なため非日常感もとても深いものです。その深さに時々でいいので触れてほしいし、そのために表面上だけではなく深く楽しめる事を多くの人に知ってほしいとも思っています。

今年も再会やお別れや新しい出会いがいろいろありました。自分的にはYou Tubeチャンネルも作ったり企画コンサートを立てたりクレジットカード決済を導入したりと少しずつ新しいことにチャレンジした1年でした。

みなさま今年一年ありがとうございました。よいお年をお過ごし下さい。

来年もよろしくお願いいたします。

柴田 ゆき

 

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