音は耳からだけでなく細胞で聴いている?~遺伝子科学研究より

こんにちは。最近は昼間が少しずつ暖かくなってきて外出の苦痛さから少し解放されている日々です。今回は少し前に出ていた記事ですが大変興味深いものでしたのでblogでシェアします。

細胞が音を聴く? -音により細胞に遺伝子応答が起こる可能性を示す-


記事抜粋

これまで音(可聴域音波)は、耳などの感覚器によって受容され、脳によって統合解釈されることで、はじめて生命にとって意味のある情報になるものと捉えられてきました。本研究では、この「常識」にチャレンジし、音が直接細胞に作用して遺伝子応答を引き起こすことを示す結果を得ています。


なんと、音は耳から聞いて脳で判断されているわけではなく細胞に直接作用し遺伝子から変化するんですって❗しかも人間に実際に聞こえている音で(超音波とかではない)影響があるという結果が出ているんです。

記事の下のほうにpdfがあってそこに詳しく書いてありますが、細胞が音によって遺伝子レベルで変化する、しかも440ヘルツの正弦波が一番影響するとあります。

正弦波が具体的にどんな音とは書いていませんが生徒さんに音程を教えている時、音は振動なのでキレイな波長が出るのが正しい音程なので音のイメージを波で覚えてねーと言ってます。それが細胞に作用しているとは!ということは楽器を弾いていると音の振動をいつも感じているので、常に細胞に影響があるってことですよね。すごいなあ。


Pdf抜粋

その結果、超音波によって発現が促進される Ptgs2(COX-2)遺伝子や、機械刺激によって発現が促進される CTGF(CCN)遺伝子や TNC 遺伝子などが、いずれも 1-2 時間で最大 40%程度抑制されることが分かりました。正弦波の純音やホワイトノイズで最大の抑制効果がみられ、昔のテレビゲーム音源などにみられる矩形波ではほぼ効果がなかったことから、波形や音の構成が遺伝子応答を引き起こす重要な要素であることが分かります。


難しくなってきましたがcox-2は発癌や炎症に関することです。抑制と言うことは癌や炎症の発現率を押さえるという解釈で良いのでしょうか。そこまで知識がないのでこれは自己解釈ですが。

CTGF(CCN)遺伝子や TNC 遺伝子もさまざまな病気と結び付いていると考えられており、それも同じように音が抑制するってすごいですね。突き詰めていくと音が病気の予防や治療に使える可能性があるということでしょうか。確かに画期的な発見ですよね。

個人的感想を言うと確かにクラッシックの演奏家はタフで元気な人が多いです。長寿な方も沢山いらっしゃいます。もちろん不摂生な生活とか喫煙とかしてたらダメなんでしょうけど。身体が資本なのでみんな健康に気を付けてるだけかと思っていましたが。もしかして演奏して自分で自分を治してるってことでしょうか。

先日レッスンである生徒さんが子供の頃ピアノを習っていた時、手だけじゃなくてもっとピアノに全身ひっついて弾きたい!と思っていたと話していました。楽器は直接振動が伝わりやすいし、本能的に振動を理解し好むシステムが身体には備わっているのかもしれませんね。生命科学はまだまだ謎だらけなんだと感心するばかりです。

しかし気になるのは正弦波って音程が良い悪いと関係あるんでしょうか?音程悪いと逆の効果があったりするのでしょうか?ひえー💦考えると恐ろしいです。

具体的にどんな音が影響あるのか今後の研究が楽しみです。

 

 

 

 

 

 


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