発表会・②楽曲解説~6つの四重奏ソナタよりNo.1~

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イタリア・ボローニャの町並みです

こんにちは、柴田です。プログラムも出来上がり、準備は着々と進んでいます。大きく残っているのは自分の練習だけ、という危機的状況です。

今日も引き続き、発表会・楽曲解説です。今日はロッシーニ作曲・6つの四重奏ソナタよりNo.1です。

6つの四重奏ソナタ No.1 作曲G.A.ロッシーニ

ロッシーニは1792年にイタリア・ペザーロで両親とも音楽家という環境の元に生まれました。そんなロッシーニが音楽家としての活動を初めて行ったのはわずか6歳のとき。地元のペザーロの楽団にて演奏をした記録が残っています。その後7歳の時にボローニャに移り、本格的な音楽教育を受けることになります。

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ラヴェンナの教会天井

この6つの四重奏ソナタはロッシーニ12歳の時、パトロンであった友人が持つラヴェンナの別荘に夏滞在した3日間のバカンス中に書き上げられたと伝えられています。編成がヴァイオリン2、チェロ、コントラバスという珍しい編成なのは友人がアマチュアのコントラバス奏者で、一緒に演奏するためだったそうです。

わずか12歳で書き上げられたこの曲は、気の置けない友人と家族で過ごした楽しい夏の思い出のように爽やかで軽快なメロディに彩られた仕上がりになっています。曲のつくりは大変シンプルですが、メロディラインを各パートに持たせ、奏者同士が演奏しながらお互いに楽しめるさまは、聞いているほうも一緒に楽しくなってくるような雰囲気の曲になっています。

ロッシーニといえば「オペラ」が代名詞ですが、幼い頃から才能あふれる作曲家であったことが6つの四重奏ソナタを聴くとよくわかります。ちなみに大人になってからのロッシーニは大変なグルメで、作曲活動を中断してレストランを経営したり、食材を探す旅に出てしまったりしていたそうです。現代でもロッシーニ風という名前がついた料理(フォアグラやトリュフを使った料理)が残っています。

秋のグルメを楽しみながら、夏の思い出にひたる、そんな楽しみ方はいかがでしょうか?


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