弦の種類について(バイオリン・ヴィオラ・チェロ)

IMG_20160830_215830こんにちは、柴田です。もう夏も終わりだというのにまだ猛暑日が続いていますね。人間にも楽器にもアジアの夏は過酷なので早くすぎてほしいものです。

さて今回は、弦のお話をしたいと思います。

弦楽器に使う弦はたくさん種類が販売されていますが、弦は芯に使う素材によってカテゴリー的に大きく3つに分類されます。ガット弦、スチール弦、ナイロン弦です。

ガット弦

芯材の原料は羊の腸の筋で、それを寄り合せて製造されます。古来から作られている弦の本家本元です。

音色が非常に柔らかく、オールド(製造200年超えの楽器)や古楽器との相性は抜群。歴史の音を再現できる弦といっていいでしょう。反面、湿気、温度、環境、にすぐ影響されるため音程がすぐ狂ったり、弦がきれたりするため管理が難しいと言われています。また音を出す技術もかなり必要です。

代表メーカー弦 オイドクサ・オリーブなど

スチール弦

芯材の原料は文字どおりスチール。19世紀に開発されました。

長持ちで値段が安く、音もすぐに安定し音量も大きいので初心者に向いている弦です。しかし音色が華やかな分、金属的で硬めに感じる面があるため、好みがかなり分かれます。バイオリン・ヴィオラでは一番音程が高い弦(E線、A線)のみ音色がキラキラするため使用されます。チェロでは音色を華やかにする効果があるためよく使用されます。

代表メーカー弦 クロムコア・ヘリコアなど

ナイロン弦

ナイロンは総称で、芯材の原料はさまざまな合成化学繊維。戦後、積極的に開発され、たくさんの種類が発売されています。

ガットとスチールの良いとこ取りで、音色もよく、音の安定性も高く、音量も豊か。種類がたくさんあるので、音色も柔らかい~華やかまでいろいろ選べます。ただし値段がそれなりにすること、品質が一定期間過ぎると(おおよそ3ヶ月)低下していく傾向があるので演奏の機会が多い人は弦をこまめに変える必要があります。現在、一般的にはもっともよく使用されている弦です。

代表メーカー弦 ドミナント・インフェルド・オブリガードなど

私自身はヴィオラにはC.D.G線はエヴァ・ピラッツィ(ナイロン弦)A線ヤーガ(スチール弦)を、バイオリンには普段はドミナント(ナイロン弦)を使用しています。また、教室のレンタル楽器には、ナイロン弦を使用しています。

弦は種類が昔からあるものから最近発売されたものまで、たくさんあります。それを自分の出したい音色や自分の楽器の状態にあわせて、個人ごとの好みでナイロン弦とスチール弦とガット弦の組み合わせを変えたりします。ソロで弾くか、室内楽で弾くか、オーケストラで弾くかでも、場合によっては弦の種類を変えたりもします。今は弦など消耗品はネットなどで簡単に手に入る時代になり自分でいろいろと試してみることができるので、自分好みの音を探してみるのは楽しいと思います。

ただし、弦も「道具」の1つです。弦を変えたから急に何か変化が起こるわけではありません。自分の理想の音や出したい音を具体的にイメージできて、最後に「道具」にこだわった時に自分の音に自信を持って演奏でき、それがほんの少しだけ自分を後押ししてくれるのかもしれません。

でも、悲しいかな、聴衆には、伝わりにくいんですよね・・・


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